この5月31日に、新潟県知事選挙が投開票され、現職の花角知事が再選されました。個人的にも応援していたので、まずはよかったです。とはいえ、今回の選挙にはいろいろと思うとこありましたので、今日はその話を。
前回の選挙において、県民に信を問う、としていた原発問題。信を問うと言いながら、県民投票には難色を示し、議会で否決。再稼働容認として、議会で信を問うというかたちで、柏崎原発は再稼働とされた。
個人的には再稼働は、保留事項付きで是、という意見である。その辺の話は、また別の機会にして、今回の知事の判断は、一方的に県民の意見には耳を貸さないという印象を与えてしまったのでは、というのが感想だ。前にも述べているように、住民投票は、それ自体が、民主主義という甘い響きを持ってしまう。知事が県民に信を問う、と言った以上は、当然にして、それが県民投票を意味すると解釈されるのは当然だと思う。そして、再稼働賛成反対に関わらず、県民投票は否決され、県議会に委ねるとした知事への不信感はある程度、予想できた。
対立候補の一人は明確に原発反対を掲げていたものの、もう一人はその知事の判断を問う、というもの。この2月の選挙での左派の瓦解はここで述べるまでもないが、そのダメージを引きづりつつ、戦略もないままダラダラと選挙に臨んだ感は否めない。本来であれば、一連の知事の判断は格好の急所となるはずであったにも関わらず、明確に再稼働反対という立場も取れず、ただただ意思決定のプロセスの正当性を問うだけで、最後に若さアピールという、謎の訴えにまで出た姿は、2月の選挙の再現であったというのが感想だ。
一方で、花角知事。これまでの実績を訴えて、次の任期は新潟県の経済を強くする、という姿勢が受け入れられたという印象である。新潟県民の意識は、原発問題ももっともであるが、それ以上に人口減少問題に向けられていると感じ取れる。就任直後に発覚した県の財政問題。ある程度の目処がたったといわれているが、これからの取り組みに期待したい。
